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【ブログ】夢を守るために必要なこと〜ドリームキラーへの対処方法(用語解説:ドリームキラー)

夢を守るために必要なこと〜ドリームキラーへの対処方法(用語解説:ドリームキラー)

今回はコーチング用語解説シリーズとして、「ドリームキラー」についてお話しします。ドリームキラーとは、その名の通り、夢を潰そうとする人のことを指します。我々が現状の外側に高い目標を設定すると、その目標を無理だと言って引き下げてくる人のことをドリームキラーと言います。

ドリームキラーへの対処法

まず最初に大切なことは、ゴールは他人に話さないことです。ゴールを言っても良いのは、ドリームサポーターとなる応援してくれるコーチだけです。

ドリームキラーは身近なところから現れることが多いです。意外にも自分を応援してくれる人々の中からも出てくることがあるので要注意です。例えば、代表的なドリームキラーには、お父さんやお母さん、学校の先生などがいます。

私自身も小学校6年生の時にドリームキラーといえる先生に出会いました。卒業文集に将来の夢を書いたところ、その担任の先生から「この夢はこれからの世の中では大変だから、やめといた方がいいよ」と真剣に言われました。

特に当時はダメージを受けた記憶はないのですが、今振り返ると、小学校の先生が子供の将来の夢に対して「やめておいた方がいいよ」と現実的なアドバイスをしてくることは、とんでもないことだったと感じています。

教育現場にコーチングを届ける重要性

こういった経験からも、学校教育の現場にコーチングを届けたいという強い思いが、今も私のエネルギーとなり、また原点でもあります。

現在、PX2やジュニアナイトプログラムなどを定期的に高校や中学校に届けており、クラス単位や学年全体で導入する取り組みも進んでいます。これらの活動を通じて、子どもたちだけでなく、学校の先生にもコーチングを受講していただいています。

ここが非常に重要なポイントです。我々は学校現場で子どもたちにコーチングを届けると言っていますが、実際には子どもたちに最も近い存在である学校の先生方にもコーチングを届けたいという思いも裏側に大きな柱として持っています。

保護者へのコーチングの必要性

そして、できれば子どもたちを取り巻く大人、つまり学校の先生にも一緒に学んでいただくことだけにとどまらず、お父さんやお母さんにもぜひ一緒に受けていただきたいと思っています。

とはいえ、学校を経由してお父さんお母さんに情報を届けるのは難しいため、何かしらの仕組みを考える必要があると感じています。例えば、PX2ではオープン開催しているプログラムがあり、お父さんお母さんが申し込める環境が整っています。うまく活用していただけると良いと思いますが、新しい取り組みも考えながら、様々な活動を行っています。

毎月オンラインで開催している教育コーチングカフェも、こうした活動の一環です。一貫して子どもたちを取り巻く環境にドリームキラーを発生させたくないと考えています。大人たちが「そんな非現実的なゴールはやめて、もっと現実的になりなさい」と無意識に、良かれと思って子どもたちの夢を諦めさせることがないようにしたいのです。そういった足を引っ張るようなことがない環境を作っていきたいと考えています。

自分のゴールは自分で守ることが重要

このようにドリームキラーの中には、その相手自身のためを思って夢を引き下げてくるので、非常に厄介です。先ほど言ったように、まず、ゴールは他人に言わないことが大切です。

しかし、行動していると周囲にゴールが伝わってしまうこともあります。そんな時どうしたらいいか。それは、ドリームキラーの言葉には耳を貸さず、スルーすることです。

ドリームキラーは「あなたのためを思って言うけど、やめておいた方がいいよ」「失敗したら大変だからアドバイスしているんだよ」と言ってきます。そんな言葉には何気にスルーすることが大切です。

そして、ゴールは決して下げず、さらに高く、さらに遠くへ再設定しながら 内面のエネルギーをどんどん強くし、ゴールを目指していただきたいと思います。

例えば、PX2などのコーチングプログラムを子どもたちに届けた時、どんな反応があるかはアンケートなどで確認できます。また、最後に子どもたちに感想を述べてもらうこともあります。

中学生や高校生が2日間PX2を学んだ後に、「これまで諦めていたことを再度ゴール設定してチャレンジしようと思いました。もうそのゴールに向かって一歩進み始めています」と言ってくれたことがあります。

この言葉を聞いた時、やっぱりこのプログラムを届けてよかったと感じました。

また、子供たちにはドリームキラーから自分のゴールをしっかり守ってほしいと伝えています。もし自分のゴールをドリームキラーから守れなければ、そのゴールは消えてしまいます。

だからこそ、自分の中で「自分のゴールは自分でしっかり守る」と決めることが大切です。

現状を超えた高い目標を諦めず、さらに高く設定し、ドリームキラーからそのゴールを守りながらチャレンジしていってほしいと思います。

今回はドリームキラーについてお話ししましたが、このテーマにはまだまだ学ぶべきポイントがたくさんあります。

また次回、この続きについてお話ししたいと思います。まずは基本を押さえるところから始めてみてください。

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