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【ブログ】アウェーをホームに変える!パフォーマンスを上げるマインドセット(用語解説:コンフォートゾーン)

6月 9, 2024

アウェーをホームに変える!パフォーマンスを上げるマインドセット(用語解説:コンフォートゾーン)

今回は、コーチング用語解説シリーズの一環として「コンフォートゾーン」についてお話しします。

この概念は基本的なものですが、中上級者にも役立つ内容をお届けしますので、ぜひ最後までお読みください。

コンフォートゾーンとは?

コンフォートゾーンという言葉は、日常会話の中でもよく使われるようになってきました。「コンフォート」は居心地の良い、「ゾーン」は空間を意味します。つまり、コンフォートゾーンとは、居心地の良い空間のことです。

例えば、家のリビングでソファーに座っていると居心地が良いですよね。これがコンフォートゾーンです。リラックスできる空間のことです。

また、仲の良い友達と一緒にいる場所もコンフォートゾーンと言えます。場所はどこであったとしても、仲の良い友達と一緒にいれば楽しい空間になります。

例えば、中学生が修学旅行で初めての場所でも、仲の良い友達と一緒にいることで楽しい空間になります。これもコンフォートゾーンです。

我々の活動領域は、物理的な空間から情報空間へと広がってきていると説明できます。コンフォートゾーンも物理空間だけでなく、情報空間も意識してみると良いでしょう。

スポーツにおけるコンフォートゾーン

特にスポーツの世界では、このコンフォートゾーンという概念が非常に重要です。なぜ重要かと言うと、コンフォートゾーンの中では高いパフォーマンスを発揮できるからです。逆に、コンフォートゾーンから外れるとパフォーマンスは低下します。

例えば、緊張してしまったり、普段できることができなくなることがあります。しっかりと準備してきたにもかかわらず、プレゼン発表のときに緊張して声が上ずったり、手足が震えたりすることがあります。これは、コンフォートゾーンから外れている状態で起きることで、パフォーマンスが低下する原因です。

スポーツの世界では「ホーム」と「アウェー」という言葉が使われます。例えば、ジャイアンツと阪神タイガースが野球の試合をするとき、東京ドームでは巨人の選手はいつも練習している場所なので、隅々まで知っているためコンフォートゾーンです。また、応援団も多く、環境に慣れているため、高いパフォーマンスを発揮しやすいです。

逆に、阪神タイガースの選手にとっては東京ドームはアウェーです。応援団が少なく、環境に慣れていないため、パフォーマンスが発揮しづらいです。同様に、甲子園球場では、ジャイアンツの選手がアウェーの感覚を持ちます。ほとんどがタイガースファンで、ヤジも飛んでくるため、パフォーマンスが下がります。

野球やサッカーでは、ホームでの試合の方が勝つ確率が高く、アウェーではパフォーマンスが発揮しづらいことが多いです。このように、コンフォートゾーンの概念でこれらの現象を説明できます。

コンフォートゾーンの拡張

繰り返しになりますがポイントとして、コンフォートゾーンの中では高いパフォーマンスを発揮できるということを理解してください。

先ほどの野球やサッカーのホームとアウェーの例で言うと、アウェーはまさにコンフォートゾーンから外れた場所です。そのため、アウェーではパフォーマンスを発揮しづらいのです。

しかし、アウェーでも勝っていかないといけません。ではどうしたら良いか。アウェーでもコンフォートゾーンにしていけば良いのです。こういうふうに発想を切り替えることが重要です。やり方はいろいろあります。

例えば、事前にメンタルリハーサルをすることです。脳の中で、アウェーの場所でも最高のパフォーマンスをしている自分を繰り返しイメージします。これによって、アウェーでもコンフォートゾーンの感覚を作ることができるのです。

実際に、この方法を使って結果を出しているスポーツ選手はたくさんいます。我々は日本代表やオリンピック選手などに、アウェーでもコンフォートゾーンにすることで、高いパフォーマンスを発揮できるようにサポートしています。

手法としては、イメージを作ること、ビジュアライゼーションを行うこと、そしてマインドの中でリハーサルをしておくことが重要です。

また、物理空間と情報空間の話で言うと、初めての場所では緊張することがあります。スポーツ選手であれば、できるだけ早めにその会場に入り、隅から隅まで自分のコンフォートゾーンに入れるような感じで見てまわります。

例えば、野球選手であれば、芝生の感覚やボールの跳ね方を自分なりに取り込むことが重要です。しっかりと練習の時間を確保することで、初めての場所でもホームの感覚を作ること、コンフォートゾーンにすることができます。

未来の高いパフォーマンスを発揮している自分自身の映像を作ることが、リハーサルとなります。これによって緊張状態から解放され、コンフォートゾーンとなり、高いパフォーマンスを発揮し、維持することができるのです。

自分が大切な場面で緊張してきたと感じたら、「これはコンフォートゾーンから外れかかっているかもしれない」と気づき、リラックスすることが大切です。緊張を感じたら、まず深呼吸をしてリラックスしましょう。

また、「うまくいかないかもしれない」といったネガティブな映像を作るのではなく、最高にうまくいった結果の映像を先に作ることが重要です。このポジティブな映像を繰り返しイメージすることで、心と体をリラックスさせ、抽象度を高めていく、視野を広げることで上手くいくようになります。

いつも通りのことをやればうまくいくというセルフトークを行い、コンフォートゾーンにしていきましょう。コンフォートゾーンから外れそうになったら、しっかりとそれをコントロールできるようにしましょう。

リーダーシップとコンフォートゾーン

コンフォートゾーンについて、初心者向けの話ですが、PX2では子供向けに「より広いコンフォートゾーンを作り、高く広げていきましょう」という言い方もしています。

例えば、自分の部屋がコンフォートゾーンだからといって、そこから一歩も出ない、学校にも行かないということでは世界が広がりません。

これから皆さんがこのコーチング理論をどのように活用するかは人それぞれですが、我々は子供達に向けては次世代のリーダーを育成するための理論と方法論の体系として伝えています。

また、社会人向けのコーチングやコーポレートコーチングも広がってきています。経営者や部門のチームリーダー、プロジェクトのリーダークラスにもコーチングを届けています。

リーダーになるためには、コンフォートゾーンをどんどん広げていくことが重要です。凝り固まった価値基準に縛られ、自分の考え方以外を排除し、これが自分のコンフォートゾーンだからと言い張るのはリーダーではありません。

リーダーとしてプロジェクトを引っ張っていったり、より良い世界を作るためのリーダーというところでいうと、コンフォートゾーンを高く広げていくことが必要があります。

例えば、東京だけで活動することも素晴らしいですが、他の地域や日本全国、さらには世界中に活動のフィールドを広げていく。そして、より良い影響を与えられるリーダーになるということを考えると、コンフォートゾーンは高く、そして世界中に広げていくという発想を持つことが重要です。ぜひ、それぞれの立場で考えてみてください。

コンフォートゾーンを広げていく

コンフォートゾーンの中では高いパフォーマンスを発揮できるということは、これで理解できたと思います。

しかし、コンフォートゾーンに留まり続けて良いわけではありません。多くの方はそれを理解していると思います。

だからこそ、コンフォートゾーンの外側、現状を超えたところにゴールを設定し、コンフォートゾーンをどんどん広げていくことが重要です。

コンフォートゾーンを高いところに広げていくことで、自分自身の内面に眠る潜在的な能力を引き出して下さい。

もちろん、今回は基本的な内容です。コーチング理論は奥が深いため、中上級者向けには今回の理論の更に奥が広がっていること、その先も学ぶ必要があることは、付け加えておきたいと思います。

▼今回の内容は動画でも視聴できます▼

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