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【ブログ】年収アップはゴール設定としてふさわしくない理由

年収アップはゴール設定としてふさわしくない理由

今回は質問に答えてみたいと思います。

「30代の男性会社員です。年収アップを目指して本業とは別に週末で副業を始めて数ヶ月が経ちました。今の自分では達成できないほどの年収をゴールにしています。ゴールを達成できたら嬉しいと思いますが、正直、ストレスが多くて辛い日々です。ゴールを設定すると、その過程もwant toだと聞いたことがありますが、現状はhave toばかりになっています。ゴール設定が間違っているのでしょうか?どうしたらゴールに向かう過程もwant toになり、ゴールも達成できるようになるのでしょうか。何かアドバイスをいただけたらと思います。」

年収をゴールにすることの問題点

まず、これまでもyoutubeのチャンネルなどでもお伝えしてきていますし、苫米地博士の本にも書いていますが、年収をゴールにするのは相応しくありません。

仮に年収を絡めたゴール設定をするなら、例えば「今の10倍の年収を得てこんなことをやる!」というようなゴールに設定することをお勧めします。
年収1億円を稼いで、自分はこんなことをやるんだ、という「何をやるのか」というゴールを設定してみてください。

年収1億円というのは、そのゴールを達成したときに自分がいるコンフォートゾーンの一つの要素に過ぎません。
それを目指すとwant toが続かないし、have toを感じることも多くなります。

まずは、年収や役職などをゴールにするのではなく、「独立して社長になってこういうことをやる」という活動にフォーカスしてください。
自分が心の底から達成したい世界で、自分がどんな活動をしているかを明確にしていくことが大切です。

その結果として、年収がこれくらいあってもいい、このくらい無いとおかしい、というのが見えてきます。
仕事も世界中を飛び回っているはず、というようなコンフォートゾーンの要素がみえてきます。

本当にやりたいことか?を見極める

自分が設定しているゴールが、本当に心の底から自分のやりたいゴールなのか、
それとも外から刷り込まれた価値観に基づくゴールなのかを見極めることも重要です。

私たちは子供の頃から親や周りの大人から影響を受けることで、それが自分の価値基準となり、ブリーフシステムとして形成されます。
そういった外から刷り込まれた価値観でゴールを設定している可能性もあるので、本当に自分のwant toのゴールなのかを見極めることも重要です。

毎年のように、さまざまな機関から発表される子供たちが将来何をやりたいかというアンケート結果を見ると、小学生のうちは男の子なら野球選手やサッカー選手、女の子であればケーキ屋さんやお花屋さんなどが見られます。
しかし、中学生になると、公務員や会社員など、その内容が現実的なものに変わってきます。

この変化は、おそらく親や家庭での日常的な会話が大きく影響しているのではないかと思います。
中学生が自分で調べて「やっぱり会社員がいい」とか「公務員がいい」と判断することはあまりないのではと思います。

例えば親が、「公務員は安定していていいよね」というような話をしているのを聞くことで、子供たちはそれを受け入れて自分の価値基準としてしまいます。
大人の何気ない家庭の会話が、子供の価値基準を作っていることは、大人が知っておくべきだと思います。

そのため、まずは本当に心の底から自分自身がやりたいことなのかを見極める必要があるでしょう。

またそれを見極めた上で、そのゴールが達成したさらに先を考えてみるのもいいと思います。
ゴールを達成した自分はどんなゴールを考えるのか、既にゴールを達成したという前提で、その先のゴールを考えてみるのです。

そうすることで、本来何を一番やりたいのかがそこで見えてきたりするかもしれません。

この30代男性会社員は年収アップを狙い、本業と副業をしているということですが、本業と副業を行い、結果として収入アップしたとして、そのお金で自分は何を実現したいのか。そこがポイントになります。
そこを明確にしていくといいと思います。

誰が止めてもやり続けるwant toのゴールが見つかったら、
結果としてお金はそのゴールを達成するための手段、ツールの一つであるというところに気づくと思います。

日常生活にゴール設定の習慣を取り入れる

そういう意味では、日ごろから自分が設定したゴールを日々見直して、確認することをおすすめします。

現状が少しでもゴールに近づいたら、エネルギーが弱まります。
なのでゴールの再設定をすることも、もちろんやってほしいです。

本当にこれは自分が心の底からやりたいことなのか?ということも考えてみてください。

そして新しいwant toのゴールを日々考えてみていただきたいです。
自分が今まで設定したゴール以外に、新しいゴールはないかを考えてみてください。

  • ゴールを考える
  • ゴールを見直す
  • 新しいゴールを見つける

こういった時間を、確実に日常生活の中で取り込んでいくのが良いと思います。

意識的にやるというよりは、無意識でそれが習慣化できるぐらいの感覚になっていくのが、良いと思います。

自分自身は日頃から、そういった時間をしっかり取るようにしています。

例えば、朝コーヒーを飲むときにゆったりとした時間を確保して、ゴールについてぼーっと考えたり、リラックスタイムを作ったりしています。

それは朝だけでなく、昼や夜も同じで、特に寝る前には、その日に起きたことをポジティブに振り返りつつ、「明日も最高の日が来るな」とか「また新しい出会いがあるぞ」といったわくわくした気持ちでいながら、新しいゴールはないかなと探すことにしています。是非こういった方法も参考にしていただけたらと思います。

セルフイメージとゴール設定の重要性

このコーチング理論の基本中の基本は、まずセルフイメージを変えて、コンフォートゾーンを移行させる。
これはイメージの中、情報空間の中で先に行うことですが、セルフイメージやコンフォートゾーンが変わっていないのに、がむしゃらに行動を起こしたり頑張ったりすると、多くのストレスを感じ、結果的に体調を崩すことがあります。

これは多くの人が経験していると思います。
まずやることは、現状のコンフォートゾーンの外にゴールを設定し、そのゴールを達成している自分のセルフイメージの臨場感を高めることです。
そこにいる自分が自分らしいと感じられるようセルフイメージを書き換えていきます。

そうすることで、現状の色々なところに不満を感じ、そのエネルギーがゴールに向かうエネルギーに変わります。
そこでストレスがなくなるというか、気づいたらwant toで行動を起こしているようになります。
want toとかhave toとかのレベルを超えて、気がついたら色々な行動を起こしている状況になるので、こういった部分を改めて確認してみてください。

▼今回の内容は動画でも視聴できます▼

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